今年のF1は面白いじゃないか

Mercedes F1のタービン、コンプレッサーの配置がとんでもないという話がようやく伝わってきました。

10万回転するタービン、コンプレッサーをシャフトでつないで離して配置してよく動くもんですね。そしてコンパクトな水冷インタークーラーで吸気が冷えるものなのかな。

すげーなと思ったのは、他のパブリシティ用の映像、画像がぜんぶ、うそっぱちで、タービン、コンプレッサーが両方うしろにあるのを、わざわざ作っている。メルセデスでエンジンを設計したり組み立てたりしてた人、映像を見て大笑いしてたんでしょうね。そう。本気になったら、周囲を騙さなきゃいけないんですよ。奴ら、本気なんです。

いや、すげえわ。F1はこうでなくちゃ。レギュレーションで縛られて、ほかのメーカーのエンジンに冬のシーズンオフ中にエンジンを積み替えてもクルマを作れます。あ、チャンピオン取れちゃった(2009年のブラウンGP)なんていう「キットカー」のレベルじゃなくて、大メーカー、いやゲルマン民族が国家や民族の威信をかけて仕事するとこうなるという威力を見せ付けられました。

統一規格のどのメーカーもおんなじようなエンジンのレースをみたけりゃ、F3でも見てろ。