漫画家に転職しようか?(資本/資源集約産業と、労働集約産業)

 失業してしまったので転職先を探しているわけですが、「漫画家になろうか」とつぶやいたら、スピリッツに長期連載してた漫画家 一色登希彦氏から「来いや(黒)」と挑発されてしまい。

 しかし、一色登希彦氏のブログを見ると、僕らの業界との給与の感覚がまるっきり違って恐ろしいです。原稿料って1枚1万円なんだって。日本のソフトウェア業界は悪しき慣行が全然治ってなくて、ソフトウェア屋の仕事を時間や日数の単価、プログラムの行数の単価で計算して費用請求しちゃうのですが、それに当てはめると、

「△時間で1枚描けってか?」
「〇行のプログラムとマンガ1枚って同じ値段?」

(△と〇の数字を書くと機密漏えいなので自粛)

 コミックスが出て著作権料が入るとまたぜんぜん違うのだろうけれど、アシスタントさんは原稿料で賄うのが筋らしいので、いやなんていうか、ごめんなさい。

 同じことは、Web系の仕事の給料を聞いた時にも感じてて、Webサイト構築って、1つのページあたり5万円が相場なんだって。前の会社で5万円でどんなソフトが作れるかっていうと、ほんともうごめんなさい。Web系の仕事って、大きな工場も利権もいらないから買い叩かれるんでしょうか。まさに関所資本主義。

 資本と資源を集中させて、工場建てて大量生産する製造業&それを守る利権構造があるから僕らの(前職の)給料を払ってもらえるわけですが、利権も資本もなくなったら1時間1000円なんだろうなあ。月に160時間働いて16万円?逆に考えると、日本人って、その給与水準で満足するのが幸せなのかもしれませんね。

さて、アマゾンでコミPo!を注文しよう。