ユニクロにどうしろと言うのか

1. ユニクロ大好き
 僕はご覧の通り、あまり服装に気を使うほうではなくて、「ユニクロはダサい」という言葉が理解できないのです。普通のお値段のカジュアル衣料ならユニクロはかっこいいと思ってしまうのです。

 大学生の頃はニューヨーカーが大好きだったんですが、価格が一桁違いますもんね。バナリパも高いもんなあ。品質はそれほど違わないし、見た目は分かる人には分かるんだろうけど、それほど違うものなんですかね?

2. どこが問題なんだろう
 ユニクロがブラックと叩かれていますが、昨日も夏物をたくさん買っちゃいました。
 小奇麗な店舗、にこやかな店員さん、お店を見ているとブラックな雰囲気が感じられない。どこが悪いんだろう。どこが従業員に負担をかけているんだろう。

 商品が安ければ給料は安くなります。
 「ユニクロはもっと値段を上げろ」なのでしょうか。

 商品陳列、入れ替えで夜遅くまで働いているのでしょうか。
 「服をいちいち畳むな。商品の入れ替えを減らせ。適当に陳列して手間を省け」なのでしょうか。

 安いまま商品をダサく、入れ替えも減らせばダイエーやイトーヨーカ堂の衣料品売り場のようにするということですよね。ダイエーやイトーヨーカ堂で買えばいい。
 高くしろと言うならニューヨーカーで買えばいい。

 そう。ユニクロが出てくる前の衣料品の世界に戻ればいいわけで、そういう店はあるのだから、そこで買えばいい。ただ、ユニクロダイエーみたいな服を売ったり、ニューヨーカーみたいな価格で売ったらユニクロは潰れちゃって、従業員は職を失うし、客も高くてダサい服を着なければいけない。それを望むということなんだろうか。

3. 柳井さんにどうしろと言うのだろうか
 規制、既得権益に守られた業界が高くて悪い商品、サービスを提供するのであれば叩くべきです。
 衣料品は比較的に規制が少ない。そこで企業努力をしたのが柳井さんだと思うのですが違いますか?労働分配率が低いならそれは労働者が見限ればいいだけの話。ユニクロをブラックと叩くならファーストリテイリングという会社にどうしろと言うのかはっきりと言うべきだと思うのですよね。
 というか、今のユニクロバッシングが雇用コストに影響して、能力の高い労働者が採用できなくなってファーストリテイリングがどうするかが見ものですよね。接客は中国人労働者を雇ってコストダウンできないからね。

 それと、ファーストリテイリングの社員に楽してお金儲けしてもらうなら、機械化を進めてもらうっていう手もあるんじゃないかな。商品陳列や入れ替えの自動化、通販拡大して、アマゾンみたいに人力でやるんじゃなくて倉庫も無人化、自動化する。ヤマトの配達も自動化してドライバーの負担も下げる。それができずに人力に頼ってたら、アメリカの企業にまたズバッとマーケットを持っていかれてしまうように感じます。


 ユニクロを叩くなら、それに代わる会社を自分で作ればいいのにね。