不幸を輸出する産業


自動車で走っていたときに、ふと、きれいだなと思って撮った写真ですが、よく見ると「自動車産業ってなに?」と考えてしまいます。

ふつうの賃貸マンションの駐車場だし、高所得層の多い地域でもないのですが、左から

Golf GTI
スカイライン R34
レガシー(アウトバック?)
インプレッサ STI

平日にマンションの駐車場に停まっているので通勤用の車ではないし、そもそも通勤に必要だから買う車種ではないですね。地域的にも車がないと生活できない場所ではないので、生活必需品ではないです。自動車はこの地域に住む僕らの生活にとって必需品ではない。

それなのに、日本のメーカーは低燃費のコンパクトカーやワンボックスに力を入れていた。これではクルマ離れが進むのは無理もない。

ただ、原油や金属資源を大量に消費して、大気を汚して、交通事故を起こす自動車を「楽しみ」の産業としてよいものかどうか。日本最大の輸出産業である自動車産業の意義って考えないといけない曲り角なのでしょう。

自動車を輸出するってのは、不幸を輸出しているのでしょう。