次のGoogleの主戦場=自動車産業での戦い方

すでに日本が得意としていたテレビ、携帯電話、オーディオなどの産業が次々とアップル、グーグルに乗っ取られてしまいました。

テレビ→SNSYouTube
携帯電話→Android, iPhone
オーディオ→iPod, YouTube

残る輸出産業は自動車関連だけなのですが、これも風前のともしびのように思います。GMがHPの写真を3000人雇用するとか、Googleの自動運転自動車の実用化とか、ひたひたと足音が聞こえてきます。

携帯電話やテレビでやったように、まったく違う商品、産業、サービスとして自動車を再定義してくるのだろう、と思います。アナログで、工場やノウハウがなければ作れないところと、IT系の激しい技術進歩で商品の魅力を変えてしまえるところを分離して、おいしいところだけをスキミングしていくものと思われます。

ここでも日本は無力なのだと思いますが、唯一の望みは、電機産業よりトヨタの首脳陣のほうがまともである可能性。もしGoogleなどのアメリカの情報産業の脅威を真正面から捉えて、対抗する、あるいは共存の道を見つけられればよし。だめならシャープ、パナソニックソニーの二の舞でしょう。