反被曝派の地域通貨のコンセプト・オブ・オペレーションズ

1. 反被曝派の地域通貨
 僕がフォローしている方が、反被曝派も既存の社会や経済のあり方に不満を述べるだけでなく、自分たちで社会や経済を構成しないと本当の意味で対抗できないし、そのためには独自の地域通貨が必要なのではないかと書いておられました。ミヒャエル・エンデも提唱していたそうで、僕もYouTube見ました。

 実際、今の社会で生きていくには既存の企業や官公庁に支配されながら生きていくしかないし、それから逃れるには経済システムは必要で、それに地域通貨を持ってくるってのはさすが頭いいなあと思います。ただ、YouTubeでは労働=通貨=価値として説明してたけど、それは今の時代、無理だなあと思います。労働なんてほとんど実質的な価値ないもん。

2. 自分がなにをすれば貢献できるか
 社会や経済というのは正直、よく分からないのです。純理系だから。自分が「地域通貨を作る」という活動に対して、どんな貢献ができるかと考えるに、やはり専門分野だと思うのですよ。

 専門分野といっても、お金を扱うWeb系やビジネス系はまったく経験ないし、さらに言えば最近、ほとんどプログラム書いてないからね。設計さえしてない。
 今週、つくづく思ったんだけど、僕の専門はやはり超上流〜上流なのです。顧客(会社の中で仕事してるときはステークホルダー(利害関係者))にとって役に立つもの/活動は何かを掘り起こして掘り下げる、そして出てきたものを見て、「〇〇をやりましょう」って言い切るところあたりまで。

3. 具体的にどうやるかっていうと
 ここからは本当に専門の話になるけれど、そういうコンセプトを書くのは要求分析、要求開発っていうお仕事でして、ソフトウェアの仕事の中では単価が高いし、お客さんが日本の会社の場合、中国人、インド人には絶対できない、おいしい仕事なのですよ。日本人だって滅多な人にはできないし、製造業の現場で、それをやらなきゃだめですよって言っても、その仕事自体、大多数の人には何をやってるのか理解できないみたい。去年、「〇〇課長の話をメモにまとめただけですね」って言われたもの。そーじゃねーだろー。掘り起こしたんだよ、本当の要求を。

 こういう「要求」「コンセプト」って、当たり前のようでいて普通は文書にできてないし、文書になっていないと組織内の人が、なんでその活動をやってるのか分からなくなって開発/活動/組織が崩壊しちゃうんです。だから、とっても大事。

 本題に戻りまして、IEEE Std 1362 「Concept of Operations(活動のコンセプト)」という文書標準があって、僕らはそれに沿って要求文書を書くわけです。これ、40ページ程度のPDFなのに買うと110ドルくらいする高いものなんですが、大きな会社(メーカー)の図書室にはあると思います。ぜひ一度、眺めてみて下さい。これに沿って反被曝派の地域通貨のコンセプト、書いてみようかなと。また途中で放り出すような気もするので、出来上がるのいつになることやら。期待しないでね。

反被曝派のみなさん、コンサルティング業務の発注、お待ちしております。

 人月単価、200 でどう?