さて、次はなんの仕事をしようか/自分なりの産業を

1. 拝啓、うさぎは元気です
 (今日のエントリはいつにも増してぐずぐずです。)
 去年の11月に巨大メーカーの技術者から小さなコンサルティングファームに転職したわけですが、実態は派遣労働者(なのに裁量労働)でして、大メーカーに派遣(偽装請負)されて働いているわけです。裁量労働だから好きなときに仕事を抜け出してパンを食べに行ったり、5時に帰ったりできるけどね。

2. 一色登希彦氏がうらやましい
 結局、製造業から逃れられない自分を鑑みるに、原発事故直後から避難やら言論活動やらで華々しい一色登希彦さんが羨ましいのですよ。
 自分の中に産業を持っているからなんでしょうね。会社や大規模な産業に頼らなくても生きていけるわ、みたいな。僕も大メーカー(30万人w)から抜け出して小さな会社で伸び伸び、と思ったら結局は大きな産業の下請けになっちゃった。技術者は悲しいですな。

3. 次の仕事はなんなんだろね
 いかがわしいコンサルタントなんかやめて、コピーライターやったらという声も @poponta_2012 さんから頂きました。う〜ん。この歳からそこまで違う業界でキャリアや人脈を築くの無理でしょ。今のコンサルタントの仕事も、会社のネームバリューで食ってるわけで、自分の実績や実力じゃないもんね。

 あ、いやいや。いかがわしくないよ。有能で誠実なコンサルタントだよ。今週も同業のコンサルタントより僕がはるかに能力が上だって分かったもん。なかなかいないのよ、この業界にまともな人は。

 ただね、どうも、、、製造業に寄生してずっと生きてくのもなんだなあと思うのです。自分でなにがしかの価値を生み出してる気持ちになれない。かといって、 @teracy さんみたいな社畜プログラマ/SEのIT業界?に参入ってのも、さらに虚しい。(そして、あの業界は僕らの年代は採用してくれない)

 本を書いても儲からないそうです。売れてる本でも一冊で70万円くらいで、大ヒットで300万円程度らしい。技術書を書いてる人はその利益が目的じゃなくて、ネームバリューが欲しくて書いてるのが実情。

 かといって、 @hal_lotus_water さんやまるこさんみたいに自然とともに生きる、みたいなのは無理ですよ。農業なんて絶対無理。ソフトウェア以外の仕事なんて退屈で死んじゃう。

4. 自分なりの産業を
 やっぱりね、自分なりの産業というか、価値を生み出す仕組みを持ちたいなと思うのです。教育みたいなものでもいいと思うんだけど、他人の役に立つことで対価を頂く、みたいなね。独立して教育主体のコンサルタントになる、っていうのも解のような気がするけれど、独立できるわけないじゃん。金銭感覚ないもん。

 そうねえ。やっぱり技術コンサルタントが天職のような気がしてきた。