#ゼロ戦パワポ 主義をdisる

1. 非効率なパワポ
 前の会社のある偉い方から、「パワポは使ったらあかんよ」と教わって、仕事では最近使う機会が減ったのですが、その会社でとんでもないパワポをよく見ました。
 一行ごとにテキストボックスを置いて、自由自在にインデントしてるの。そりゃあ自由だよね。それで、バラバラにならないように必死に位置合わせ。それをけっこうな給料もらってる人が時間かけてやってるんですよ。

 プレースホルダ使えばいいのにと思うんですが、どうも彼らは上司から行頭の文字やら色やら、揃えろと言われたら変えなきゃいけないみたいですね。「プレースホルダだからここのインデントは自由に調整できません」が言えないみたい。そういうところに時間を使っちゃうから、まともに頭を動かす時間がない。「〇〇部長が言ったから、従え」くらいの意思判断しかできない社員ばっかりになっちゃう。

2. 転職してから
 転職したらIT系の会社だからそういうのはさすがにないですが、標準のテンプレートのファイル名が***.ppt, potなんです。だから、配色もフォントも一括で変えられない。こりゃあいかんよねと思って勉強してるんですが、SmartArtまで使って効率よくパワポを作りましょうっていう話はなかなか見つからないですね。むしろ、一行テキストボックスに近い方法を紹介して「パワポだけでもこんなにきれいに作れます」という紹介が多いようです。

3. ゼロ戦パワポ
 きれいに作るといってもね、定型のSmartArt程度で十分なんじゃないだろうか。図形もほとんど使う必要なくて、論理的な情報だけをSmartArtのテキストにツリー状に入れて、形は出来合いのものを選んで試していくだけで、2000人くらいの会社の社長報告だったら十分なように思います。そこでパワポ作りの時間が1時間短縮できたら、3回使ったらMS Office Home and Businessだったら簡単に元が取れてしまう。

 そういうことしないで、生産性がうんたらかんたらと議論する会社ってほんと下らないので、アメリカのP51に機銃掃射してつぶしてもらったほうが、世界のためになると思います。

ただし、テンプレート作りにパワポ制作の1/3の時間を費やしてしまう私の仕事の仕方も、サラリーマンとしていかがなものかと。