「すべての人が尊重される世界」なんぞに住みたくはない

 311以降の身の回りや日本の社会を見てると、まともな思考能力を持った人はほとんどいないのだなと。改めて感じました。

 素質として能力の高い人(たとえば大企業の部長クラス)はいるのだけれど、長い間、物事を捻じ曲げて議論するのに慣れてそれが習慣になっている。会社の社長が「私は入社当時、東京電力様向けの営業を担当しており」と一言、会議で言えば「察し」ですよ。「うさぎ君、ガイガーカウンター買ったの?金持ちだね。うちはそんな余裕ないわ。ははは」。(あんた、年収2000万円近いんじゃなかったけ?)みたいな会話がズキズキ突き刺さりました。

 それより増してひどいと思ったのが一般大衆でして。
 スーパーのレジのおばさんに「せめてガイガーカウンターくらい買って、店内の線量を測って下さい」と言っても、「そのガイガーカウンターってなんですか?」と真顔で返されました。
 地元の小学校のPTAもひどいもんで、放射能汚染の話を切り出してもみんな無視。お前らの子供どうなってもええんか?と叫びたかったけれど、それより早くガンになっちゃえば?みたいな気持ちがふつふつと沸いてきました。

 これから社会がどう変わっていくか分からないけれど、そういう人たちまで平等に幸せになる社会っていうのは間違っていると思います。その社会を目指すと、新宿のお年寄りの介護には毎月200万円支出して、20代の男性が月収17万円で介護する生活に疲れて自殺しちゃう、みたいな世の中が平然と続くと思うのですよ。

 むしろ、弱い者は淘汰される社会になるべきなんじゃないかなと思ったりもしています。