首都圏全員が避難したら何人死ぬんだろう

衛藤利恵さん、一色登希彦さん、春名尚子さん。首都圏から避難された方は多いけれど、サラリーマンが避難して職を失ったら、スーパーで売ってる東北産の野菜を食べなきゃいけないというのも事実。

経済=金がひとの生死に直結する、という点では池田信夫先生に完全に同意するので、首都圏の3000万人が避難してしまったら、何人死ぬのだろうか、と計算してみました。

1. 一人あたりの損失は
日本のGDPは500兆円ですが、首都圏が麻痺したら半分は吹っ飛ぶでしょう。250兆円。国民一人あたり200万円。国債を刷ればいいじゃないかという議論はやめて、一人あたり200万円の「金儲け」がなくなると考えましょう。労働分配率が70%くらいですが、そんなに分配してもらってる実感がないので、50%が影響とすると、一人100万円。

で、4人家族のサラリーマンの場合、400万円/年。2年間避難だとすると800万円。

2. サラリーマンの人生の値段
サラリーマン一人あたり、いくら借金を負わされると人生が詰んでしまうかというと、古い話ですが700万円だそうです。ソースがナニワ金融道というところがなんともいい加減ですが、金利の法定限度最高で借りてしまうと(つまり合法的な借金)、給料を最低限の一人暮らしの生活費以外全部出しても25年返済にかかる。妻子を養うこともできない。法定限度下がったので、1000万円としましょう。

サラリーマン家庭全滅に近いじゃん、ということになります。

3. 逃げないサラリーマン
つまり、今の経済システムのまま避難しちゃったら、サラリーマン全員死ね、みたいな話になりかねなくて、だからって自分が避難できない言い訳にしたいわけじゃないけど、一般のサラリーマン、特に「うちは早川マップでも0.125の線の外だから大丈夫かなー」「そもそも放射線あびても、死なねーだろwww」みたいなわけのわからん議論してるサラリーマンにとっては「全員避難しない」ほうが安全なのかも、と思います。

10年すぎたら、首都圏でいっぱい死んじゃうと思うけどね!

っていうか、土曜の朝からこんなの書いてないで避難すればいいのに。もうすぐ、失業者になれるんだから!