うさぎ家の家訓:保険に入るなの起源は第二次大戦後のハイパーインフレだった

 今日、実家の父と「僕、もう離婚するかも」って電話で話してたんだけど、その最後に「余裕あったら金を買っておいてね」と言ったら「お前、詐欺には気をつけろよ」と。はい、父のほうがまだしっかりしてます。

 ついでに第二次世界大戦後のハイパーインフレ、預金口座の封鎖のことも聞いたら、引き出すほどお金が残っていなかったからあまり被害はなかったそうです。祖父が出兵して、軍隊の給料では生活が苦しかったのですね。

 祖父は逓信省に工員として勤めていて保険もかけていたんだそうです。でも戦後に払われた保険金はハイパーインフレのせいでほとんど意味のないくらいの価値しかなかった。それで、おばあちゃんが「保険には入るな」と言い出して、うさぎ家の家訓になっちゃったそうです。

 ほんとね、会社に入ったら親から「絶対に保険には入るな。自動車保険だけ入っておけ。どんなに勧誘が来ても断れ」ってしつこく言われたもん。会社の安い掛け捨てだけには入ったけどね。あと、ガン保険。うさぎ家はガンが多いので入ってます。あとは介護保険か。


 のほほんとしたおばあちゃんでしたがシビアな面もあったのね。人に歴史あり。