(さらに書きかけ)日本の製造業は脆弱である件

今日はお仕事寄りに、マイルドに。

1.ものづくり立国、ニッポンw
 日本は製造業の国、ものづくりにこだわりますと言う人は多いのだが。

 私の前職の会社はもろにそうだったんだが。

 いや、もう無理ですよ。電気絡みは。まともなソフトウェア作れないもん。作れる人を育てなかったから、課長以上も以下も素人ばっかり。安冨歩の言う「立場」でしかものを言えない、考えられないから、まともな思想のみが武器のソフトウェア開発ができない。

2.まともな人がいないわけではない
 それで問題はね。まともにソフトウェアを作れる人はいるのですよ、業界には。たとえて言えば、NEC, 富士通, 沖でコンピュータを基礎からやってきた人とかね。家電もシャープなんかは技術力高い。

 そういう人たちがぱっと作れると思うのですよ、自動車系のソフトウェアなんて。「その会社の実権を握れれば」。でも、みんな立場が外注ソフトウェア開発会社になっちゃってる。

 たとえばOlasonicなんかはすごいよね。少人数でいいもの作って一躍話題になっちゃった。彼らはハードウェアから作れたけれど、ソフトウェア屋も可能だと思うのですよ、携帯やらカーナビやら自動車の制御ソフトやらそういうの。
 でもね、そういう会社の既得権を握ってる人たちが効率よい仕事をさせないの。自動車会社、たとえばトヨタが既得権関係なくボディの制御系のソフトウェア開発を発注するわけないしね。

3.狙い目はどこだ?
 だから、完全オフライン(自動車のボディにつながない)のカーナビとか、そういうものね。法規制が少なそうなもの。そういうところでソフトウェアにしろハードウェアにしろ小さい実績を作って産業を育てられないもんかな、と思うのです。


 実はカーナビ業界は狙い目だよ。フォルクスワーゲンのお店にひやかしで電話して、「ゴルフ7のカーナビって純正つけられる?」って聞いてごらんよ。誰もソフトウェアを作れなくなっちゃってる。

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うさぎ記