人魚の森/高橋由美子 メモ

高橋由美子の漫画「人魚の森」シリーズの設定のメモ。

人間が人魚の肉を食べると、次のうちのどれかになる。
(1) 不老不死になる
(2) なりそこない(化け物)になり、永遠に苦しみながら醜い姿で生き続ける
(3) 死ぬ

人魚は、
(4) 年を取って老化する
(5) (1)で不老不死になった人間(娘)を食べると、その娘と同じ年齢と容姿に若返る
(6) 食べられないと、醜い人魚の姿になり海に戻る

真魚は(5)のために人魚の里で育てられて、15歳の時に人魚の肉を食べさせられた。
湧太は偶然人魚の肉を食べて人間の社会の中で生き続けた。

人魚が人間を食べて、人間が人魚を食べると、お互いに永遠に生きられる、、、ように見えるけれど、人間は一度不老不死になってしまえば人魚の肉はいらなくなるし、人間は人魚の肉を食べても死んだり、なりそこないになるのがほとんどなので、そんなに単純ではない。

人魚側も、人間の娘が不老不死になる確率は低いけれど、秘密の里に隠れ住んでいる立場なので、大量に人間の娘をさらってきて養っておくわけにもいかず、真魚を食べられないと海の醜い人魚に戻ってしまう瀬戸際だった。